豆知識<Trivia>
3分で分かる!発泡ポリエチレンフォームとは?
3分で分かる!発泡ポリエチレンフォームとは?
1 ポリエチレンフォームって何?
ポリエチレンフォームは、
ポリエチレン樹脂を材料として
発泡させたシートです。
と、この説明だけですと、
どんな物か分かりませんよね…
身近な物で例えるなら、
プールで使用するビート板やヨガマット
キッズコーナーの床に敷いているジョイントマット
などに使われていることが多いです。
スポンジよりも、
聞き慣れないポリエチレンフォームを
今回は詳しくご説明いたします!
2 ポリエチレンフォームの種類
ポリエチレンフォームは主に
2つの気泡形態に分けることができます。
気泡が独立した「独立気泡」と
気泡が連続した「連続気泡」です。
独立気泡 ポリエチレン樹脂を基材とした独立気泡体です。 気泡は極めて細かく、柔軟性に富んだソフトな感触。 各種プラスチックフォームの中で優れた 緩衝性・断熱性・浮揚性・耐薬品性があります。 また食品衛生法適用グレードも取り扱っています。 | 連続気泡 ポリエチレン樹脂を化学架橋により、 複雑な網状の高分子構造に改質。 吸音性・シール性・緩衝性などの特徴に加え、 耐薬品性などの化学特性に優れています。 また連続気泡でありながら気泡膜を有するため 保水性があります。 |
3ポリエチレンフォームの特徴
ポリエチレンフォーム(PEフォーム)とは、
低密度ポリエチレンを主体とする発泡体です。
ポリエチレンフォームは、
独立気泡体であれば、
水を吸収しづらく、音も遮断できます。
また、ポリエチレンフォームは、
低倍率になるほど「硬く」、
高倍率になるほど「柔らかく」なる性質があります。
そのため、
発泡倍率も細かく展開されており、
発泡倍率「5倍~30倍」の製品があります。
当店の取扱のポリエチレンフォームで比較すると…
4ポリエチとEVAの違い
ヨガマットに使われることが多い、
EVAフォームという素材名を
耳にしたことある方いませんか?
素材の感触はポリエチレンフォームと似ているもので、
お客さまから「何が違うのですか?」
という声を良く頂きます。
EVAフォームはポリエチレンフォームという部類の1つで、
ポリエチレンフォームとEVAフォームの違いを言えば、
ポリエチレンフォームよりも柔軟性と弾力性を持つ点があげられます。
※EVAとは、Ethylene-Vinyl Acetateでエチレン-酢酸ビニル共重合樹脂の略称です。
5 ポリエチはどんな加工ができるの?
ポリエチレンフォームは加工性に優れています。
弊社ではお客さまのご希望の商品にするために
様々な加工を行っています!
〇スライス
〇カット
〇打ち抜き
〇テープ貼り
〇貼り合わせ
〇サンプルカッター
〇ナナメカット
ウレタンの加工について知りたい方はこちら
6 まとめ
ポリエチレンフォームは緩衝材はもちろん、
建築用目地材、文具・工具等のケース内装材、ビート板など
様々な分野で使用されています。
カッターやハサミで手軽にカットできますので、
コロナ禍でおうち時間が増えた方の
DIYや手芸用としても使用されています。
ポリエチレンフォームを
ご検討のお客さまは
お気軽にお問い合わせください。
また、ポリエチレンフォームの
サンプルもございますので、
素材の感触を確かめたい方は
サンプルのご注文をお願いいたします。