漁業用活き締めマットは、魚の品質を保ち、作業効率を上げるために欠かせないアイテムです。
しかし、希望のサイズが見つからなかったり、活き締めマットのメリットを知らない人が多いです。
この記事では、活き締めマットを活用するメリットや、長く使うための管理方法を解説します。
漁業用活き締めマットとは

漁業用活き締めマットとは、漁獲した魚を船上で締める際に使用する、ウレタンフォーム(スポンジ)のマットです。
活き締めマットは、単なる緩衝材ではなく、神経締めの成功率や作業効率を上げられる、漁業に欠かせないアイテムです。
活き締めマットに使用されるウレタンフォームは、柔らかめの素材が多く、キッチンスポンジくらいの柔らかさです。柔らかいスポンジを使用することで、魚体が適度に沈み込み安定させられます。
また、活き締めマットは、魚拓を取る際の下敷きとしても使われます。適度に沈み込むことにより、背びれや尾びれが浮かずに、キレイに魚拓を取れるためです。
漁業用活き締めマットを使うメリット

漁業用活き締めマットは、魚が傷つくのを防ぎ、船の床が汚れるのを防止できます。
ここでは、漁業用活き締めマットを使うメリットを解説します。
魚が傷つくのを防ぐ
ウレタンフォームは、さまざまな商品を保護するための緩衝材として使われています。
そのため、魚体の下に活き締めマットを敷けば、魚が傷つくのを防げます。
高品質な魚を市場に出すためには、魚の外観を良好に保つ必要があります。高級魚の市場では、少しの傷やウロコ落ちが価値の減少に繋がるため、活き締めマットにより価値を保つことは重要だといえるでしょう。
魚が傷つかないことは、味的な品質にも関係します。
魚が暴れて物理的なストレスを受けると、体内でATP(アデノシン三リン酸)が消費されて、死後硬直が早まります。
ATPの消費を抑えながら締めることで、筋肉の硬直を抑えられるため、食材としての品質が向上するでしょう。
魚が滑らなくなる
活き締めマットには、滑り止めとしての効果もあります。
魚が滑らずに安定していれば、作業効率が上がるとともに、安全に作業をおこなえるでしょう。
魚は水から上げられると、すぐに体温が上昇して、急激に品質が低下してしまいます。活き締めマットの滑り止め効果により、作業時間を短縮できれば、体温上昇を抑えられます。
床が汚れるのを防ぐ
活き締めマットは、魚の血液や体液で床が汚れるのを防げます。
ウレタンフォームは水分を吸収するため、魚の血液や体液を吸い取るためです。
船の床が汚れずに、作業スペースを清潔に保てるでしょう。
血液や体液などの有機物が床に付着すると、微生物の温床となり作業環境の衛生レベルを低下させます。
活き締めマットを利用することで、有機物の拡散を防いで、作業環境の汚染リスクを大幅に低減します。
魚が直接床に触れなくなる
活き締めマットを魚体の下に敷くと、床や作業台と魚体の間のバリアとなり直接の接触を防げます。
床には魚の品質を損なう可能性のある微生物や資材の残留物が存在しますが、活き締めマットの活用で、リスクから遠ざけられるでしょう。
また、ウレタンフォームは断熱性があるため、魚体が受ける温度変化のストレスを和らげられます。
漁業用活き締めマットの管理方法

漁業用活き締めマットは、水での洗浄と乾燥させることで長く使用できます。
ここでは、漁業用活き締めマットの管理方法を解説します。
使用後は水で洗浄する
魚を処理した活き締めマットは、血液や体液を吸収しているため、異臭や雑菌の繁殖減となります。そのため、使用後はすぐに水で洗浄しましょう。
ホースを利用して、強めの水圧を当てると汚れが落ちやすいです。ウレタンフォームは内部にも水分が染み込むため、表面だけでなく内部に汚れが残っていないかも確認してください。
ホースの水圧だけで汚れが落ちない場合は、水に浸けて洗うのも効果的です。
陰干しで乾燥させる
活き締めマットを洗浄したら、陰干しをして内部の水分を乾燥させてください。
マットの内部に水分が残っていると、カビなどの細菌が繁殖しやすくなるためです。
ウレタンフォームは紫外線により劣化しやすく、日の当たる場所で干してしまうと、変色や破損の原因となります。
まとめ
漁業用活き締めマットとは、漁獲した魚を船上で締めるためのスポンジです。
活き締めマットを利用すると、魚が傷つくのを防ぎ、滑らなくなるので効率的に作業が可能です。
また、床の汚れや、魚を衛生的に処理できるなどのメリットもあります。
スポンジホームセンターでは、お好きなサイズで漁業用活き締めマットを購入可能です。以下のURLからぜひ価格を確認してください。
漁業用活き締めマットをご購入希望の方は以下のURLをご覧ください。
◆規格サイズ

◆カスタムサイズ


LINEで相談
日記
お問い合わせ
