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業務用スポンジの種類や選び方を分かりやすく解説

さまざまな場所で見かけるスポンジですが、業務用としても数多く使われています。

しかし、一口にスポンジといっても、多くの種類があり、どのように選んだらいいか分からない人が多いです。

この記事では、業務用スポンジの種類や選び方を解説します。

あなたに最適な業務用スポンジが分かるので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

業務用スポンジの種類

業務用スポンジには、ウレタンフォームやゴムスポンジなど多くの種類があります。

ここでは、業務用スポンジの種類を解説します。

軟質ウレタンフォーム(柔らかい)

軟質ウレタンフォームは、柔らかく弾力性に富んだスポンジです。

具体例としては、キッチンスポンジやクッションの芯材・防音材などに使われています。

軟質ウレタンフォームにもいくつかの種類があり、硬さはさまざまです。

もっとも柔らかいウレタンNo.1は、柔らかめのキッチンスポンジくらいの感触です。ウレタンNo.5は、硬めのクッションくらいの感触です。

柔らかめや硬めに明確な基準はありませんが、上記のスポンジは軟質ウレタンフォームに分類されます。

半硬質ウレタンフォーム(硬め)

半硬質ウレタンフォームは、軟質ウレタンフォームよりも硬めのスポンジです。

スポンジホームセンターでは、以下のスポンジを半硬質ウレタンフォームとしています。

どちらも硬く沈み込みが少ないため、重量のある商品の梱包材に使用されています。また、防音材や自動車の内装材などにも使用されます。

ラバーウレタン

ラバーウレタンは、しっとりした触り心地で、スムーズに沈み込むため、高級ソファの材料として使用されます。

金額的には高めなので、梱包材や緩衝材として使用されるケースは少ないです。ただ、密度が高めなので、弾性が欲しいときに使用されることもあります。

吸音ウレタンフォーム

吸音ウレタンフォームは、音を吸収して、騒音を減らすスポンジです。

四角い形状のままで使用されることもありますが、波型(プロファイル加工)をすることもあります。

波型にすると表面積が増えて、音を吸収しやすくなります。

吸音ウレタンフォームは、防音室の壁に貼り付けて使用されるケースが多いです。また、工場で機械の音がうるさい場合に、機械の周りの壁に貼り付けることもあります。

チップウレタンフォーム

チップウレタンフォームは、ウレタンフォームの端材を粉々にして固めた再生品です。硬めのスポンジが多く、体操マットや緩衝材などに使用されます。

チップウレタンはさまざまな硬さのウレタンを固めているため、上記のように硬度にバラツキが発生します。

ポリエチレンフォーム

ポリエチレンフォームは、水泳のビート板に使用される素材です。

内部の空気の泡がそれぞれ繋がっていないため、「独立気泡」と呼ばれています。独立気泡は、水や空気を通さない性質があります。

ポリエチNo.2は、ビート板に使用されている素材です。

ポリエチNo1やNo.2は、ヨガマットやキャンプのスリーピングマットなどに使用されています。また、住宅建築の際に、目地を埋めるためのバックアップ材としても使われます。

ゴムスポンジ

ゴムスポンジは、ゴムを発泡させたスポンジです。

柔軟性が高く、細かな溝にもフィットするため、隙間を埋める用途で使用されます。

また、振動を吸収する性質があり、制震材としても活用されています。

低反発ウレタン

低反発ウレタンは、外部から圧力がかかるとゆっくりと変形して、衝撃を吸収するスポンジです。

マットレスやクッション・介護現場のベッド・精密機器の梱包材などに使用されています。また、最近では室内ゴルフ場の壁に低反発ウレタンを貼り付けて、衝撃吸収材として使用されるケースも多くなってきました。

業務用スポンジの選び方

業務用スポンジは、硬度や密度・加工方法で選定してください。

ここでは、業務用スポンジの選び方を解説します。

硬度で選ぶ

業務用スポンジを選ぶ際は、まず硬度を確認しましょう。スポンジは硬度により、使用用途が大きく異なるためです。

柔らかいスポンジは、指で簡単に深く潰せるほどの柔軟性があります。柔軟性が高いため、衝撃吸収性に優れていて、精密機器やガラス製品などの繊細な商品の梱包材に適しています。

硬いスポンジは、手で押しても変形が少ないため、重量物の梱包材や、構造的な支持材に使用可能です。

密度で選ぶ

スポンジは密度が高いほど、硬くて耐久性が高くなります。

密度が低いスポンジは、気泡が大きく内部がスカスカです。気泡が大きいので、水を吸収しやすく、吸水スポンジにも使用されます。

しかし、密度が低いと、繰り返し圧縮された際に気泡がもとに戻りづらく、いわゆる「へたり」の状態になりやすいです。

密度が高いスポンジは、気泡が小さいため、へたりづらさがあります。
しかし、密度が高い分、硬くなるため、衝撃吸収性は落ちていきます。

あなたの使用用途に最適な密度のスポンジを選ぶことが大切です。

対応できる加工方法で選ぶ

スポンジの加工は、カット・打ち抜き・サンプルカッター加工があります。

カットは、ご指定のサイズに合わせて、厚さ・縦・横を大型のカッターでカットします。

基本的には、ほとんどのスポンジをカットできますが、最大サイズはおおむね1M×2Mとなります。1M×2Mより大きくなる場合は、ノリでの貼り合せ作業が必要です。

打ち抜き加工は、トムソン型と呼ばれる抜き型を作成して、スポンジをプレスすることにより、さまざまな形状に加工可能です。ただし、材料が硬すぎたり・厚すぎたりすると、打ち抜きができないことがあります。

サンプルカッターは、装置に図面を読み込ませて、図面通りにカットする方法です。細かな寸法でもカットできますが、打ち抜きと同じく厚すぎたり、硬すぎたりする材料は加工できません。

まとめ

業務用スポンジには、柔らかな軟質ウレタンフォームや、少し硬めの半硬質ウレタンフォーム・ウレタンを再生したチップウレタンなど、さまざまな種類があります。

それぞれの業務用スポンジに特性があるため、使用用途に適した素材を選ぶことが大切です。

業務用スポンジを選ぶ際は、硬度や密度・対応できる加工方法をチェックしてください。特に硬度は重要なので、使用用途に適した硬度を選ぶことが大切です。

スポンジホームセンターでは、さまざまな業務用スポンジを取り扱っています。スポンジについて分からないことがあれば、まずはお気軽にご連絡ください。

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