ソファを長年使用していると、内部のウレタンがボロボロになってしまいます。
座り心地が悪くなったり、カバーを洗う際に飛び散って部屋が汚れてしまう人が多いです。
この記事では、ウレタンがボロボロになる理由やボロボロになった場合の対処法を解説します。
ソファのウレタンはなぜボロボロになる?

ソファのウレタンがボロボロになる理由は、「加水分解」と「紫外線」が原因です。
加水分解
ソファのウレタンがボロボロになる一番の要因は、加水分解するためです。
加水分解とは、空気中の水分や人間の汗などが、ウレタンと反応して結合を切断することです。ウレタンの分子が切断されることにより、ボロボロと崩れてしまいます。
日本は高温多湿な気候なので、ウレタンにとっては加水分解しやすい環境です。
一度、加水分解してしまうと、元のように戻すことはできません。
紫外線
光による紫外線も、ウレタンがボロボロになる原因です。
紫外線はウレタンの分子を攻撃して、結合を切断するためです。分子が切断されると、加水分解と同じようにボロボロになってしまいます。
その他にも、ウレタンが劣化する原因がいくつかあるので表にまとめました。
| 劣化要因 | 化学的・物理的メカニズム | 具体的な症状・現象 |
| 加水分解 | 水分子によるエステル・ウレタン結合の切断 | 粉状のゴミ(黄色い粉)、ベタつき、強度の著しい低下 |
| 紫外線 | ラジカル反応による分子鎖の切断と架橋 | 表面の黄変、硬化、ひび割れ |
| 酸化 | 酸素や窒素酸化物との反応による変質 | 全体的な変色、物性の脆化 |
| 皮脂・汗 | 有機酸や塩分による化学的浸食 | 局所的な変色、柔軟性の喪失 |
| 物理的ストレス | 繰り返し圧縮によるセル壁の破断(疲労) | 座面の陥没(へたり)、復元力の喪失 |
| 熱(温度変化) | 高温による酸化反応の加速 | 素材全体の乾燥、硬化 |
ソファのウレタンがボロボロになるのを抑える方法

日々のメンテナンスや、長期保存で湿気と紫外線を避けると、ウレタンの劣化を抑えられます。ここでは、ソファのウレタンがボロボロになるのを抑える方法を解説します。
日々のメンテナンスをおこなう
ソファのウレタンの劣化を抑えるには、ウレタン内部の湿気を取り除くことが重要です。
ウレタン内部の湿気が多くなると、加水分解によりボロボロになるためです。
ウレタンの湿気を取り除くには、定期的に軽く叩いて、空気の入れ替えをする方法があります。
また、陽陰干しをして乾燥させるのも有効です。
ウレタンは何度も押しつぶされることにより、内部の気泡が潰れて、「へたり」の状態になります。
へたりは避けられないものですが、座る位置を意識的に変えて圧力を分散することにより、へたりを抑制できます。
長期保存では湿気と紫外線を避ける
ソファを長期間保存する場合は、湿気と紫外線を避けてください。
紫外線がウレタンに当たると、まず黄色く変色して、その後はボロボロになってきます。
具体的な保管場所は、倉庫や収納スペースのような、暗所で乾燥しているところが適しています。
湿気の対策は、湿度の高いスペースで保管しないことです。地下室や管機の悪い物置では、ウレタンが大量に水分を吸ってしまいます。
必ず湿度の低い場所で保管をして、市販の乾燥材(シリカゲル)などを一緒に配置しておくといいでしょう。
また、湿度が高い場所では、ウレタンがカビてしまう可能性もあるので注意が必要です。ウレタンのカビに関しては、以下の記事をご覧ください。

ソファのウレタンがボロボロになった場合の対処法

ソファのウレタンがボロボロになった場合、「買い替え」か「リペア(修復)」があります。
ソファのフレームに問題がなければ、内部のウレタンのみ交換することが経済的です。
特にクッションがカバー式で取り外せるタイプであれば、簡単にウレタンの交換が可能です。
スポンジホームセンターでは、4種類の硬さのソファ用ウレタンを販売しています。ボロボロになったウレタンを交換すれば、新品のようにピシッとした形状に戻ります。
柔らかい・普通の硬さ・少し硬め・かなり硬いの4種類があるので、お好みに合わせて選んでください。
まとめ
ソファのウレタンは、加水分解や紫外線により劣化してボロボロになってしまいます。
ウレタンがボロボロになると、元には戻せないので注意してください。
ソファのウレタンのボロボロを抑制するには、日々のメンテナンスと長期保管で湿気や紫外線を避けることが大切です。
ウレタンがボロボロになってしまったら、ソファの買い替えか、クッションのリペアをします。
スポンジホームセンターでは、4種類の硬さのスポンジを販売しています。クッションのサイズが分かればご注文可能です。

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