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【プロが伝授】ソファ用ウレタンの選び方!失敗しない密度と硬さの基準

ソファは毎日体を預ける大切な家具だからこそ、「すぐにへたった」「座り心地が合わない」という失敗は避けたいですよね。

実は、ソファの寿命や快適さを左右する最大のポイントは、ウレタンの密度と硬さにあります。

今この記事では、プロの視点から、長く愛用できるソファ選びの失敗しない基準を解説します。

この記事はスポンジ加工メーカーとして、
60年以上の歴史がある富士ゴム産業が執筆しています。

監修:技術責任者 牧野

目次

なぜソファ選びでウレタンが最重要なのか?

ウレタンが座り心地と寿命を決める

ソファの座り心地や寿命は、中身の「ウレタン」で決まります。

座るたびにウレタンの中の気泡が潰れることで、少しずつへたっていきます。

へたったソファは姿勢が崩れやすく、腰痛の原因にもなるため注意が必要です。

長持ちさせるには、同じ場所にばかり座らないように工夫しましょう。

定期的にクッションの向きを変えるのも効果的です。

一般的なソファと高級ソファの違い

安いソファと高級ソファの大きな違いは、ウレタンの「密度」と「重ね方」です。

安いものはウレタンが1層だけの単純な作りが多く、早くへたりやすい特徴があります。

一方で高級なものは、密度の高いウレタンを2層以上に重ねた「積層構造」で作られています。

上はふんわり、下はしっかり支える設計なので、座り心地が良く長持ちします。

失敗しないソファ用ウレタンの選び方|3つの重要ポイント

密度で耐久性をチェック

ウレタンの寿命や耐久性を表す数字が「密度(D)」です。

密度とは、ウレタンの中にどれだけ中身が詰まっているかを示します。

この数字が大きいほど、へたりにくく頑丈なウレタンになります。

「密度が高い=硬い」と思われがちですが、実はそうではありません。

柔らかくても密度が高くて長持ちするウレタンもあります。

硬さで座り心地を調整

座ったときの感触を決めるのが、ウレタンの「硬さ(N=ニュートン)」です。

数字が小さいほど柔らかく、大きいほど硬いウレタンになります。

硬さは専用の機械でどれだけの力が必要かを測ることで決まります。

ウレタンを選ぶときは、耐久性を決める「密度」と、座り心地を決める「硬さ」の2つを分けて確認することが大切です。

単層か積層かの構造

ソファのクッションは、1種類だけでなく複数のウレタンを重ねる「積層構造」がおすすめです。

上層に柔らかいウレタンを使い、下層に硬いウレタンチップを使うのが基本です。

こうすることで、お尻を優しく包み込みながら、体重をしっかり支えて底付きを防ぎます。

異なる硬さを組み合わせることで、理想の座り心地が作れます。

【寿命が変わる】ウレタンの「密度(D)」の目安と選び方

短期間の使用に向く20Dから25D

密度が20Dから25Dのウレタンは、軽くて価格が安いのがメリットです。

しかし、毎日使うリビングのソファに使うと、1〜2年でへたってしまいます。

そのため、この密度は普段あまり使わない背もたれクッションに向いています。

または、短期間だけ使えればいい一人暮らし用の簡易ソファなどにおすすめです。

コスパと耐久性が良い30D前後

密度30D前後のウレタンは、一般的な家庭用ソファに一番おすすめの標準グレードです。

価格と耐久性のバランスがとても良く、コストパフォーマンスに優れています。

丁寧に使えば、約5〜7年は快適な座り心地を保つことができます。

ソファのDIYや修理で迷ったときは、まずこの30D前後を選べば間違いありません。

長く使ってもヘタらない40D以上

密度40D以上のウレタンは、へたりに非常に強い最高級のプロ仕様グレードです。

毎日長い時間座っても、3年以上お買い上げ時の座り心地をキープできます。(使用頻度や環境により異なります)

ソファで過ごす時間が長い方や、買い替える手間を省きたい方にぴったりです。

長持ちするため、結果的に一番おトクで賢い選択肢になります。

【座り心地を左右する】ウレタンの「硬さ(N)」の目安と選び方

包み込まれるフィット感の100N未満

100N未満のウレタンは、柔らかく体にフィットする触感が特徴です。

特に体重の軽い方は、硬いウレタンだとお尻が沈まずに痛く感じることがあります。

そうした方には、この柔らかいウレタンが優しく体を包んでくれるため最適です。

クッションの上層に使うことで、贅沢な座り心地になります。

底付き感がなく疲れにくい100Nから150N

100Nから150Nのウレタンは、少し硬めで、体をしっかり支えてくれる硬さです。

お尻が沈み込みすぎるのを防ぐため、長時間座っても腰や太ももが疲れません。

映画を観たり、デスクワークをしたりするソファにぴったりの硬さです。

「柔らかすぎてお尻が底に当たる感じ」がなく、快適に過ごせます。

腰痛持ちの方にもおすすめな150N以上

150N以上のウレタンは、とても硬く、体が沈まないのが特徴です。

座っても姿勢が崩れにくいため、腰痛持ちの方に特におすすめです。

また、体重が重めの方でもクッションが潰れきることなく、お尻をしっかり支えます。

上が柔らかめの高弾性、下が硬めのウレタンチップの組み合わせがベストです。

ソファの買い替え・修理(DIY)でウレタンを選ぶ際の注意点

ウレタンのサイズと厚みの測り方

採寸するときは、へたった古いウレタンを直接測ってはいけません。

へたったウレタンは縮んでいるため、サイズを間違えてしまいます。

正しい測り方は、クッションカバーを取り外してピンと伸ばし、縫い目から縫い目までの距離を測ることです。

サイズに迷ったときは、少し大きめを選ぶとパンと張った綺麗なソファに仕上がります。

クッションカバーの採寸方法を詳しく知りたい方は以下の記事も併せてごらんください。

チップと高弾性の組み合わせ方のコツ

DIYで修理するときは、柔らかい高弾性ウレタンと、硬いチップウレタンを重ねるのがコツです。

一般的には、ウレタン3割、チップウレタン7割の厚さで重ねるのが基本です。

ふんわり感を強くしたいときは、上の柔らかいウレタンを厚くします。

予算を抑えて硬めにしたいときは、下のチップウレタンを厚くしましょう。

スポンジホームセンターにもソファ座面 交換用クッションを取り扱っていますので併せてごらんください。

スポンジ専門店のオーダーカットの魅力

自分で厚いウレタンをカッターで真っ直ぐ切るのは、非常に難しい作業です。

そんなときは、1mm単位でサイズ指定ができるスポンジ専門店のオーダーカットが便利です。

あらかじめ2層に接着した状態で注文することもできます。

スポンジホームセンターにもサンプルがありますので、併せてごらんください。

まとめ:最適なウレタンを選んで理想のソファライフを!

ソファの座り心地と寿命を決めるのは、ウレタンの「密度(耐久性)」と「硬さ(座り心地)」です。

失敗しないためには、30D以上の高い密度を選び、柔らかいウレタンと硬いチップウレタンを組み合わせた積層構造にするのがベストです。

DIYの際は、カバーのサイズを正しく測り、専門店のオーダーカットを活用しましょう。

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この記事を書いた人

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