お気に入りのベンチシートにぴったりのクッションを、DIYで手作りしてみませんか?
この記事では、初心者でも失敗しない基本の作り方と、座り心地を決めるウレタンの選び方を解説します。
自分好みのサイズと硬さで、毎日のリラックスタイムをさらに快適に仕上げましょう!

この記事はスポンジ加工メーカーとして、
60年以上の歴史がある富士ゴム産業が執筆しています。
監修:技術責任者 牧野
ベンチシートのクッションをDIYする3つの魅力


市販品にはない変形サイズやロングサイズが作れる
お店で売っているクッションはサイズが決まっています。
そのため、おうちのベンチシートにぴったり合うものを探すのは大変です。
DIYなら、100cm以上の長いサイズやL字型などの特殊な形でも、ぴったりに作れます。
家具の形に合わせられるのが、手作りの大きなメリットです。
インテリアやお好みに合わせた生地を選べる
市販のクッションは、カバーの色や素材の種類が少ないですよね。
DIYなら、お部屋の雰囲気に合わせて好きな生地を自由に選べます。
肌触りが良いコットンや、汚れを拭き取りやすい合皮レザーもおすすめです。
お気に入りの洋服の生地などを使って、世界にひとつだけのクッションが作れます。
お店のような高級感ある座り心地を低コストで実現
お店で売っている高級なベンチシートは、座り心地が良いですが値段も高いです。
DIYなら、中身のウレタンスポンジにこだわることで、お店のような座り心地を安く再現できます。
自分でウレタンの厚さや硬さを調整すれば、腰が痛くなりにくく、へたりにくいクッションが作れます。
【失敗しない】ベンチシート用ウレタン(スポンジ)の選び方


複数人が同時に座っても底付きしない密度と硬さ
ベンチシートは複数人で座るため、体重でお尻が板に当たる「底付き」が起きやすいです。
これを防ぐには、ウレタンの「密度」と「硬さ」が大切になります。
密度40kg/m³以上の硬めなウレタンや、チップウレタンを選ぶのがおすすめです。
硬めの中身は姿勢を保ちやすく、腰痛の予防にもつながります。
| ウレタンの種類 | 密度(目安) | 25%圧縮硬さ(目安) | 特徴と主な用途 |
| ウレタンSH(超硬質) | 50±5kg/㎥ | 高い数値 | 沈み込みがほとんどなく硬い座り心地。 |
| 高密度ウレタン(一般硬質) | 28~55kg/㎥ | 100N以上(硬め) | 正しい姿勢をキープしやすく、ヘタリにくい。腰痛の予防にも適している。 |
| 一般標準ウレタン | 22±1.8kg/㎥ | 140±24N | やわらかすぎず硬すぎない質感。2層構造の上部に重ねるのに好適。 |
| チップウレタン(再生圧縮) | 70±6kg/㎥ | 200±50N | 非常に硬く、体重を支える土台として底付きを強力に防ぐ。 |
用途に合わせて選ぶ最適なウレタンの厚みの目安
クッションの厚さは、一般的なベンチシートで4cm〜5cmほどが目安です。
初めてDIYをするなら、扱いやすい2cm厚(合計4cm厚)がおすすめです。
もっとボリュームが欲しいときは、3cm厚(合計5cm厚)を選びましょう。
| 選択するウレタン厚み | 完成後の総厚み(目安) | 難易度と適したユーザー層 |
| 2cm厚(単体または積層) | 約4cm | 難易度が低く、初めてDIYにチャレンジする初心者に最もおすすめ。 |
| 3cm厚(単体または積層) | 約5cm | 底付き感をなくし、重厚な座り心地やボリューム感を得たい場合。 |
| 極厚仕様(12cm〜18cm厚など) | 12cm以上 | 屋外用ベンチや、羽毛入りクッションからの交換による形状維持向け。 |
仕上がりに差がつくチップと高弾性の2層構造
長持ちして座り心地が良いクッションにするなら、「2層構造」がおすすめです。
下側に硬い「チップウレタン」を敷き、上側に柔らかい「高弾性ウレタン」を重ねます。
これで底付きを防ぎつつ、お尻に優しい座り心地になります。
2つのウレタンを半分ずつの厚みで重ねるのが基本です。
ただ、好みによってウレタンの厚みのバランスを変えることもあります。
ベンチシート用クッションのDIYに必要な道具と材料


生地の固定用タッカーやスプレーのりなどの道具
クッションを固定したり接着したりするために、いくつかの道具が必要です。
木板に生地を留める「タッカー」や、ウレタンを貼る「スプレーのり」を使います。
針が浮いたときのために「かなづち」もあると便利です。
古い生地を剥がすときは、マイナスドライバーやペンチを用意しましょう。
- タッカー:木に生地を留めるホッチキスです。体重をかけて打ち込みます。
- スプレーのり:ウレタン同士や、ウレタンと木板をくっつけるのに使います。
- かなづち:浮いてしまったタッカーの針を叩いて平らにします。
- ペンチやドライバー:古いカバーや針を剥がすときに使います。
土台用の木板と張り替え用ウレタンなどの材料
ベンチシートのクッションを作るために、以下の材料を用意します。
- 土台用の木板:ベンチのサイズに合わせた、厚さ1cmほどの板です。
- ウレタン:底付きを防ぐチップウレタンと、高弾性ウレタンを用意します。
- 生地:破れにくく、裏が透けない厚手の生地がおすすめです。
- キルト芯(わた):ウレタンに巻いて、角を丸くふっくら仕上げます。
長いウレタンをまっすぐきれいに切るための工具
ベンチシート用の長いウレタンをハサミやカッターで切ると、断面がボロボロになりやすいです。
そこでおすすめなのが「パン切り包丁」です。
刃が波型になっていてウレタンと相性が良く、前後に引くだけで真っ直ぐきれいに切れます。
切る時は、最初に刃の先で切れ目を入れてから、刃全体を使って引くのがコツです。
【初心者向け】簡単3ステップ!ベンチシートクッションをDIYする方法


木板のサイズに合わせてウレタンをカットして接着する
まずは、木板より少し大きめにウレタンを型取りして、カットします。
少し大きめに切ることで、座ったときに板の角が当たらず痛くありません。
カットにはパン切り包丁を使い、垂直に当てて前後に大きく動かして切ります。
切り終わったら、木板とウレタンの両方にスプレーのりを吹き付けて貼り合わせます。
ウレタンにわたを巻いて角の丸みとボリュームを出す
ウレタンを貼っただけだと、角が尖って四角いクッションになってしまいます。
そこで、ウレタン全体にキルト芯(わた)を巻き付けましょう。
わたを巻くことで、角に丸みが出て、ふっくらとした高級感のある仕上がりになります。
また、生地とウレタンの摩擦を防ぎ、クッションが長持ちする効果もあります。
生地を引っ張りながらタッカーで裏面から固定する
生地の上にウレタンと木板を乗せ、生地を引っ張りながらタッカーで留めます。
シワを防ぐために、上下・左右と「対角線上」に引っ張って留めるのがコツです。
角の部分は、生地を細かく折り込みながらきれいに留めましょう。
留め終わったら、飛び出た針をかなづちで叩いて平らにし、余った生地をカットします。
ベンチ用の長いウレタン調達なら「スポンジ専門店」が圧倒的にラクな理由


ホームセンターにはないロングサイズを1枚物でご用意
ホームセンターなどで売っているウレタンは、50cm角ほどの小さいサイズが主流です。
そのため、長いベンチクッションを作るには、複数を繋ぎ合わせる必要があります。
しかし、繋ぎ目があると座り心地が悪くなり、壊れやすくなります。
スポンジ専門店なら、継ぎ目のない長いウレタンが1枚のまま手に入るので安心です。
面倒な裁断が不要なベンチサイズへのオーダーカット対応
おうちで長いウレタンを真っ直ぐ、きれいに切るのはとても難しい作業です。
失敗してボロボロになったり、斜めに切れてしまったりすることも多くあります。
スポンジ専門店なら、サイズを指定するだけでプロがぴったりカットしてくれます。
届いたらそのまま使えるので、作業がとてもスムーズになります。
届いてすぐ貼れる2層加工済みウレタンで手間を削減
座り心地を良くするために、硬さの違うウレタンを自分で2枚貼り合わせるのは大変です。
きれいに貼れなかったり、のりの嫌なニオイが部屋に充満したりすることもあります。
スポンジ専門店なら、あらかじめ2枚をきれいに貼り合わせた「2層ウレタン」が買えます。
のりの準備や手間を減らし、すぐに快適なクッションが作れます。
まとめ:手作りのベンチシートクッションでお部屋を居心地の良い空間に
ベンチシート用クッションのDIYは、適切な材料と手順を踏めば初心者でもプロ並みに仕上げられます。
市販品にはない理想のサイズや、好みの生地を自由に選んで手作りできる点が大きな魅力です。
底付きしないチップウレタンと高弾性ウレタンを重ねた2層構造なら、極上の座り心地が手に入ります。
カットや接着を代行してくれるスポンジ専門店を活用すれば、作業効率を高めて失敗も防げます。
ぜひ世界に一つだけのオリジナルクッションを作って、自宅の空間を心地よく格上げしてみてください。
サイズやウレタンの選び方で迷った際は、スポンジホームセンターにお気軽にお問い合わせください。

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